NEWS実施報告
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2023/11/13
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(11/9)第2回講座を実施しました|データ駆動型課題解決スキルセット講座
2023年11月9日(木)、第2回の「データ駆動型課題解決スキルセット講座」を実施しました。 第2回は座談会形式で、各自飲み物やお菓子を用意し、カフェにいるようなリラックスした雰囲気のなかで意見交換会が行われました。 はじめに、講師の奥野貴士教授(理)から話題提供があり、「生成系AIがもたらす変化」について、社会人・学生それぞれの目線から疑問や現状が語られました。数年後の社会における生成系AI活用の展望まで話が展開し、参加学生からは、「IT系で将来も残る職業は何か」、「死ぬまでに自分のAIを作りたい」などの発言がありました。次に、奥野教授から「データ活用による業務課題へのアプローチ」の仕方、思考プロセスの情報提供を受け、学生は、大学の講義や研究におけるデータ活用の体験談や課題について意見を出し合いました。オンライン上では、多様な職種の社会人から自身の業務内容やワークライフ、自身の体験談などをお話いただき、学生たちは、専門用語や仕事に役立つスキル等について興味津々でメモを取りながら熱心に聞いていました。 第3回以降の講座を担当する脇克志教授(理)から、データ解析の学習内容について説明があり、いよいよ次週から本格的なデータ解析スキルを学習する講座に入っていきます。 第2回講座では、これからデータ活用のスキル身につける準備として、本講座で学ぶ意義や目的を全員が認識し、一人一人が考える有意義な時間となりました。
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2023/11/07
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(11/2)第1回講座を実施しました|データ駆動型課題解決スキルセット講座
2023年11月2日(木)、第1回の「データ駆動型課題解決スキルセット講座」を実施しました。 本講座は、株式会社どうぐばことデータサイエンス教育研究推進センターが主催し、受講者がデータ活用のスキルを学び、実データを用いたデータ分析から、実社会の課題解決のための一歩を踏み出すことが大きな目標となっています。今回、社会人と学生の協働による共同講座を企画した背景には、Society5.0、データ駆動型社会に対応していくデータ活用人材を育成するうえで、企業(社会人)と大学教育が抱える悩みにアプローチする学びの場を作り、社会人と学生のコラボレーションから新しいアイデアの創発やデータ活用に興味を持つキッカケを後押ししたいという主催者の思いから実現しました。 はじめに、株式会社どうぐばこ代表取締役の小林 聖志様より、受講者に向けて熱いメッセージが語られた後、本講座を担当する講師陣が紹介され、脇克志教授(理)、石川彩香講師、奥野貴士教授(理)から、それぞれコメントをいただきました。その後、社会人8名と本学の学生6名の受講者から自己紹介と講座に参加したキッカケや目標をお話しいただきました。社会人の受講者は、IT、エンジニア関連業、経営者の方など、既にお仕事として実データを扱っている方もおり、学生にとっては社会人の話を間近で聞く良い機会となりました。受講者はこの日が初対面となり、参加学生は社会人を前に少し緊張しつつも、これからの講座への期待すること、抱負を語ってくれました。これから約3ヶ月の講座をとおして、データ活用スキルを身につけ、課題解決に向かう過程の中で、どのようなアイデアや気づきが生まれるか、今から楽しみです。
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2023/11/01
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【開催報告】DSCafé「生物間の見えない関係をひもとく~微生物を中心とした生物間相互作用の解析~」10/25開催
2023年10月25日のデータサイエンスCaféは、生物学×データサイエンスをテーマに、山形大学理学部の横山潤教授に「生物間の見えない関係をひもとく~微生物を中心とした生物間相互作用の解析~」のご講演をいただきました。 ご講演では「私たちは地球上の生物多様性の実態をよく知らない」というお話からスタートしました。実は日本の陸上植物に限っても、いまだに毎年、数種類の新種が記載されています。私たちがよく知っていると思っている”桜”であっても、2018年に新種「クマノザクラ」が記載されました。世界に目を向ければ、まだ発見されていない樹木が9000種以上もあると推測されているのだそう。微生物にともなると、”種“の実体がわかっているのは、本当にごくわずか。しかも形態が単純で、識別するのは本当に困難。では、そんな微生物をどうやって調べるのか?ご講演の前半は、DNAを使って”種”を調べる方法について、ウェット(塩基配列情報の取得方法)から、ドライ(コンピューターを使って”種”を同定する方法)まで詳しく紹介していただきました。 後半は、植物の根に共生する菌類との関係(菌根菌ネットワーク)や土壌中に存在するバクテリアを調べる方法について、先生のご研究例として、キンランの仲間とその根に共生する菌類との関係や、農学部との共同研究である水田土壌中のバクテリアと稲や共存雑草などとの関係についてをご紹介いただきました。植物と菌、あるいはバクテリアとの間に存在する生物間相互作用が生態系の中でいかに重要か、微生物が植物の生長や競争にまで影響していることなどについて、お話いただきました。 質疑応答時間には、会場の学生からの質問を皮切りに次々と質問攻め。オンライン参加者からもQ&Aにご質問いただくなど、大変活発な会となりました。当日の参加者は、対面会場8名、オンライン19名の合計27名。高校生から一般の方まで、日本各地から様々な方にご参加いただきました。 次回は、農学部の鶴岡キャンパスで外部講師をお招きして開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
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2023/09/12
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【DSCafé夏フェス2023】成果発表会・受賞者発表
2023年7月31日~8月4日に行われたデータサイエンスCafé夏フェス2023では、最終日の8月4日に受講生による成果発表会が行われました。各コースの受賞者はそれぞれ下記のとおりです。皆さんの努力と成果に敬意を表し、ここにその栄誉を称えます。 【データ活用コース】テーマ:あなたが山形県の観光PRを担当するとしたら・・・ 課題:オープンデータを活用し、山形県の観光地や農産物などに関する現状や課題について、自分の気になる・好きなテーマを設定して、グラフ表示やデータ分析を行ってください。分析結果に基づき、分かったことやアイデアを教えてください。 名称氏名(敬称略)・所属作品名使用スキル最優秀賞見立康太 (理学部3年)山形に来る国別の観光客数Python, Excel優秀賞松澤秀馬(理学部2年)山形県区分別観光者数MATLAB, Acrobat, ExcelA. F.(理学部3年)山形の気候MATLAB敢闘賞杉村一輝(理学部4年)山形県のさくらんぼ出荷量の全国との比較Python, Excelデータ活用コース受賞者一覧(敬称略)なお1名は本人希望でイニシャルのみ掲載 【3Dデザインコース】テーマ:あなたが県外向けに山形県をPRするグッズ制作を担当するとしたら・・・ 課題:山形県のお土産品や県の特産品をモチーフにした造形物をデザインしてください。3Dプリンタで出力した作品のみ、3Dモデル(Fusion360を使用)を使った3Dモデルのみでの発表も可。 名称氏名(敬称略)・所属作品名使用スキル最優秀賞戸田笑華(理学部2年)花笠日傘Fusion360, 3Dプリント加藤あすか(理工学研究科2年)海月風鈴Fusion360(3Dプリントは別作品)優秀賞渋谷樹李(理学部2年)くだものしょうぎFusion360, 3Dプリント菅原明広(理工学研究科1年)将棋カード立てFusion360, 3Dプリント敢闘賞小溝悠希(人文社会科学部4年)山形解剖コースターFusion3603Dデザインコース受賞者一覧(敬称略) 審査員:奥野貴士教授(山形大学理学部)鹿内智也氏(株式会社シンフォディア・フィル)吉田蓮氏(株式会社エム・エス・アイ)脇克志教授(山形大学理学部) 審査基準:【1】スキルアップ度【2】アイデア【3】アイデアに対する実現度【4】一生懸命さ
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2023/08/07
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【実施報告】DSCafé夏フェスを開催しました《成果発表会編》
令和5年7月31日~8月4日の5日間、データサイエンスCafé夏フェスを開催しました。最終日の8月4日は、「データ活用コース」、「3Dデザインコース」の受講生による成果発表会が行われました。データ活用コース4名、3Dデザインコース9名が発表を行いました。 審査員には、理学部の奥野教授、脇教授、学外から株式会社シンフォディア・フィル鹿内智也氏、株式会社エム・エス・アイの吉田蓮氏をお招きし、講評とコメントをいただきました。 データ活用コースでは、「山形県」の産業や観光、農産物に関するテーマで、オープンデータ等を用いてデータ分析とデータの可視化にチャレンジし、分析結果について気づいたことや課題を受講者が発表しました。山形県のさくらんぼの出荷量や、気象データ、観光地への外国人訪問者など、それぞれが設定したテーマについて、データを集めるところから始め、データの前処理を行い、PythonやMATLABを使ってそれぞれが分析して、可視化したグラフや図をを基に、気づいたことや課題について紹介いただきました。オープンデータの前処理には苦労していた様子で、審査員の脇教授からは「データ分析を行う際、一番大変なのは、データの前処理。スムーズにいくことは無く、試行錯誤を繰り返す地道な作業が必要である。」とコメントをいただきました。 3Dデザインコースでは、「山形県」をPRするグッズ制作、お土産品や特産品をモチーフにした造形物のデザインにチャレンジしました。3D CADソフトのFusion360を用いて、3Dモデリングでオリジナルの作品を描画したデータについて、アイデアの着想点や工夫した点を発表いただき、なかには3Dプリンターで実際に印刷したものを見せてくれた方もいました。どれも個性が光る作品で、山形県のさくらんぼ、将棋、農産物、加茂水族館のクラゲなど、それぞれが選んだ山形県のモチーフを使って、モニュメントやおもちゃ、メモスタンド、風鈴、コースターなど、実用性も考えて工夫を凝らした作品を紹介いただきました。 授賞式では、最優秀賞、優秀賞、敢闘賞がそれぞれ選ばれ、各受賞者には、本イベントの協力企業から提供された賞品(山形牛、尾花沢スイカ、庄内メロン)が贈呈されました。 データ活用コースで「山形の訪日外国人客数」について発表した最優秀賞の見立さんからは、「今回のイベントで初めてプログラミングをやってみて、初めはあまり気が乗らなかったが、セミナー後、自分でデータ分析をやっているうちに夢中になって夜中まで作業していた。もっとやってみたいという思いが自分の中にでてきて、変化を感じた。」とコメントいただきました。 3Dデザインコースで「クラゲの風鈴」を発表した加藤さんからの、「作品を考えるうえで、元々のアイデアは自分のオリジナルのものだったが、後からネットで探してみると同じような商品が既にあった。」というコメントに対して、審査員の吉田氏からは、「アイデアの着想がネットから出てきたものか、自分の中から出てきたものか、どちらが先だったか大事なこと。自分の考えがすでにネットにあったということは、既にビジネスチャンスにつながっていると思ってよいのでは。」と評価をいただきました。 受賞式で贈呈した品は、それぞれ協力企業様からご提供いただきました。 ・山形牛:株式会社シンフォディア・フィル様 ・尾花沢スイカ:株式会社のうぐばこ様 ・庄内メロン:株式会社フェイバーエンジニアリング様
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2023/08/04
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【実施報告】『宇宙×データサイエンス』がテーマのYU-SDGs×DSCafé(8/1実施)
2023年8月1日開催のYU-SDGs×データサイエンスCaféは、山形大学名誉教授でNPO法人小さな天文学者の会創設者の柴田晋平先生に『人類は宇宙人になった~どうする、地球人~』と題してご講演いただきました。 講演第一部は地球からみた宇宙全体の話について。講演冒頭では、空を見上げた時に見えるモノの距離や、地球や太陽系の誕生した時間と宇宙の誕生を比べることで、宇宙の広がり歴史を実感するものでした。 講演第二部は、人間活動と地球。東日本大震災を引き起こした地震エネルギーを”J(ジュール)換算”すると、日本が1年間に消費しているエネルギー量の方が自身のエネルギーよりもはるかに大きいというお話から始まりました。ちなみにこれを、ChatGTPにも問いかけても、やはり「人類のエネルギー消費量の方が、自然災害エネルギー量よりはるかに大きく、人間の活動の規模や環境への影響を考える上で、重要な事実です」との回答が得られた、というお話を中心に、地球という天体で、私たちはどのように生きるべきかを考えさせられる内容でした。 講演の中で柴田先生からは、「地球人はいまや巨大なエネルギーを操り、人類の一挙手一投足が、自然環境に多大な影響を与える存在となった。だから、人類みんなが宇宙を知り、宇宙人として宇宙や人類をみつめる”見方”が必要な時代に突入していることを考えましょう」とのお話がありました。 講演当日は夕方17時になっても気温が下がらず、暑い一日でしたが、会場には、山形大学の学生を中心に一般の方々も交えて27名の方が集まりました。今回のCaféは対面のみの開催でしたが、講演中から終始活発な質疑応答が行われ、非常に楽しい講演会でした。
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2023/08/03
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【実施報告】DSCafé夏フェスを開催しました《3Dデザイン編》
令和5年7月31日~8月4日の5日間、データサイエンスCafé夏フェスを開催しました。後半は「3Dデザインコース」として、3Dプリンターを使った造形物の印刷、3D CADソフトの「Fusion360」を用いたモデリングを学びました。 ■3Dプリンター初級~中級≫8月2日(水)9:00~12:15奥野教授に、3Dプリンターの基本的な操作方法、3Dプリンターで印刷するために必要なデータの種類やスライサーを使った簡単な編集方法をレクチャーいただきました。ビギナーでも扱いやすい小型の3Dプリンターを1人1台使い、サンプルデータをつかって3Dプリンターで出力する一連の流れを体験しました。さらにスライサーツールを使ったデータの編集方法を紹介いただき、自分の作りたい造形物を印刷するためのスキルを身に付けました。本セミナーは山形大生10名が参加しました。 ■Fusion360初級~中級≫8月2日(水)13:00~15:00≫8月3日(木)9:00~10:30株式会社悳PCMの槻ノ木沢拓孝氏を講師に迎え、初日はFusion360の操作方法を中心に実習を行いました。受講者には事前にソフトウェアをインストールしたPCを持参いただき、セミナーではオリジナルポットの制作からスタートしました。スケッチの機能を用いてポットのボディ→注ぎ口→取っ手→フタの順に作成していき、印刷用のデータに変換するところまでを学びました。2日目は、初日に引き続き、Fusion360を使った、造形物のモデリング実習を行いました。オリジナルマグカップの制作を行い、テキストを使って名入れや写真などの画像を入れる機能のほか、材質のイメージも選択でき、よりオリジナル性の高い作品の作り方を教えていただきました。セミナー後は、学習したことを活かし、自分の作りたい造形物の制作に各々が取り組んでいました。集まったメンバー同士で教えあいながら、作業を進めていました。本セミナーには、山形大生9名、職員1名が参加しました。
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2023/08/01
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【実施報告】DSCafé夏フェスを開催しました《データ活用編》
令和5年7月31日~8月4日の5日間、データサイエンスCafé夏フェスを開催しました。前半は「データ活用コース」として、PythonとMALABのそれぞれを利用してデータ分析やグラフ表示の手法を学びました。 ■Python≫7月31日(月)9:00~10:30≫8月1日(火)9:00~10:30株式会社シンフォディア・フィル代表取締役の鹿内智也氏を講師に迎え、プログラミング未経験から、Pythonを使って自分で調べながら、データ活用するためのプログラムを組めるようになることを目標に初日のセミナーをスタートしました。はじめに、Pythonでプログラミングをする環境を設定し、各自のPCで実習を行いました。積算温度や最低温度などのデータを使って簡単なコードを入力し、グラフ表示する一連の流れを体験しながら、Pythonプログラミングの構造を学習しました。 2日目は、より実践的なデータ分析のスキルを身につけるため、オープンデータ等を用いてグラフ表示の手法を学びました。本セミナーは、高校生1名、山形大生5名が参加しました。 ■MATLAB≫7月31日(月)10:45~12:15≫8月1日(火)10:45~12:15マスワークスの横島英俊氏、沖田芳雄氏を講師に迎え、MATLABを使って、様々なデータの読み込みと可視化(グラフ作成)を実際に自身のPCで操作しながら学習しました。 初日はMATLABのインストールからテキストの流れに沿って、データ分析~可視化を学び、2日目はデータの読み込みからグラフ描画までの一連の流れを教えていただきました。前日に、スマートフォン版のMATLABを使って、GPSデータを集めてみようという課題が出され、受講者が収集してきたGPSデータを可視化しました。身近なデータを実際に集め、利用し、楽しみながらデータ分析を体験させていただきました。今回の入門~基礎編では、複雑な操作や専門的な知識が無くても手順に沿ってデータ分析を体験することができる内容となっておりますが、さらにステップアップすると研究やディープラーニングにも活用することができます。本セミナーは、山形大生7名が参加しました。
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2023/07/10
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【開催報告】DSCafé「地域歴史資料の文理融合型レスキュー拠点の構築を目指して―山形文化遺産防災ネットワークの取り組みー」7/5
2023年7月5日のDSカフェは、データサイエンス多目的ホールに山形大学の教員4名と広重美術館1名の合計5名の講師をお招きし、”文化財保全×データサイエンス”をテーマに標記のタイトルでご講演をいただきました。 今回の講師は、山形文化遺産防災ネットワーク事務局長の佐藤真海先生(人文社会学部・講師)、同・代表の佐藤琴先生(学士課程基盤教育院・准教授)同・世話人の小幡圭祐先生(人文社会学部・准教授)、同世話人土屋明日香氏(広重美術館・学芸員)、山形大学災害環境科学研究センター兼務の熊谷誠先生(地域教育文化学部・講師)の5名の方にお話しいただきました。 山形文化遺産防災ネットワークは、山形に根づいている文化遺産を災害から守りたい」の志のもと結成されたボランティア団体です。歴史学や美術史の研究者や地域の歴史に興味のある一般市民や学生さんが中心となって、地域に残る古文書や絵画、民具あるいは写真などの様々な歴史資料を災害からレスキューして保存する活動を実施しておられるそうです。 講演冒頭には、佐藤真海先生の方からから、本講演の趣旨として次のようなご説明がありました。”日本列島は豊かな自然に恵まれている一方で、様々な自然災害が多発しています。特に近年は気候変動を背景として、日本各地で大規模な災害が頻発しており、山形県もその例外ではありません。そのような状況において、山形ネットが効果的かつ迅速にレスキュー活動や文化財の保全活動を行う体制を構築するため、データサイエンスや地理学、地域防災などの様々な研究領域と共同することで、リスクマネジメントの在り方を模索したり、緊急時にどのような対応を行うかを議論するのが肝要であると考えています。また、災害からの復興の過程において、地域に暮らす人々にとって、文化財や歴史資料が「人々の心のよりどころ」あるいは「かけがえのないもの」として大きな役割を果たしているということが、経験値としてわかってきました。」とのお話がありました。 そして、土屋明日香氏からは資料修復の実態、熊谷誠先生からは水害からの資料防災の観点からデータベースの活かし方のお話、小幡圭祐先生の方からは「ななはく」について、終盤は佐藤琴先生から、実際の取り組みの中で自治体との関わりや課題などについてお話がありました。 司会者の脇克志先生(理学部教授)からは、ご自身の研究対象とされている「和算」の資料解読に触れ、データサイエンスと歴史資料の解読・記録は相性がよいとのコメントもありました。会場の学生さんからも積極的な質問があり、活発な議論が行われました。閉会後も会場では、脇先生と講師5名が熱い議論が交わされ、データサイエンス技術と資料保存との新しいつながりの兆しも見られました。 今回は見逃し配信も含め、総勢62名の方にお申込みをいただき、会場には8名、オンラインには23名の方にお越しいただきました。ご興味ある方はぜひ会場まで足をお運びいただき、”数理・データサイエンス・AI”と自分との新しい”つながり”を探してみてください。 ※山形文化遺産防災ネットワーク(通称:山形ネット)についてはHPをご覧ください
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2023/07/04
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【開催報告】6/29DSCafé Lunch データサイエンティストからリアルな話を聴く
2023年6月29日(木)のデータサイエンスカフェ・ランチ(DSCafé Lunch)は、東レエンジニアリングD-ソリューションズ株式会社の大坂開氏をお迎えし、「データサイエンティストとしての仕事と食品業界のDXを目指した取り組み」をご講演をいただきました。ご講演では、大学時代のご自身の研究や現在の仕事の内容、仕事で使うツール、データサイエンティストに求められていることや必要なスキルなどについて、お話いただきました。 情報交換会(ランチ会)では、同社の早川貴倫氏と東レエンジニアリング株式会社の人事部長代理の新谷友季子様にもご参加いただき、ランチを食べながら情報交換いただきました。就職に必要なスキルとは?、入社試験で見られるポイント?!といったかなりリアルな内容について、じっくり、たっぷり、しっかり、お話いただきました。 講演会には、学部生・院生合わせて、会場5名、オンライン3名の合計8名にご参加いただき、ランチ会には4名の方にご参加いただきました。 終了後の参加者アンケートには「会場で対面参加でしたが、とても面白く楽しかったです。本当に参加してよかったと思いました。またイベントがあったら参加したいと強く思いました。」とのコメントをいただきました! なお、東レエンジニアリンググループの会社案内の残部がありますので、興味ある方はデータサイエンス多目的ホールへご来場ください。 講演会とランチ会での様子 白い手提げ袋を見つけたらイイことあり〼
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