【実施報告】DSCafé夏フェスを開催しました《成果発表会編》

令和5年7月31日~8月4日の5日間、データサイエンスCafé夏フェスを開催しました。最終日の8月4日は、「データ活用コース」、「3Dデザインコース」の受講生による成果発表会が行われました。データ活用コース4名、3Dデザインコース9名が発表を行いました。

審査員には、理学部の奥野教授、脇教授、学外から株式会社シンフォディア・フィル鹿内智也氏、株式会社エム・エス・アイの吉田蓮氏をお招きし、講評とコメントをいただきました。


データ活用コースでは、「山形県」の産業や観光、農産物に関するテーマで、オープンデータ等を用いてデータ分析とデータの可視化にチャレンジし、分析結果について気づいたことや課題を受講者が発表しました。
山形県のさくらんぼの出荷量や、気象データ、観光地への外国人訪問者など、それぞれが設定したテーマについて、データを集めるところから始め、データの前処理を行い、PythonやMATLABを使ってそれぞれが分析して、可視化したグラフや図をを基に、気づいたことや課題について紹介いただきました。オープンデータの前処理には苦労していた様子で、審査員の脇教授からは「データ分析を行う際、一番大変なのは、データの前処理。スムーズにいくことは無く、試行錯誤を繰り返す地道な作業が必要である。」とコメントをいただきました。

3Dデザインコースでは、「山形県」をPRするグッズ制作、お土産品や特産品をモチーフにした造形物のデザインにチャレンジしました。3D CADソフトのFusion360を用いて、3Dモデリングでオリジナルの作品を描画したデータについて、アイデアの着想点や工夫した点を発表いただき、なかには3Dプリンターで実際に印刷したものを見せてくれた方もいました。
どれも個性が光る作品で、山形県のさくらんぼ、将棋、農産物、加茂水族館のクラゲなど、それぞれが選んだ山形県のモチーフを使って、モニュメントやおもちゃ、メモスタンド、風鈴、コースターなど、実用性も考えて工夫を凝らした作品を紹介いただきました。

授賞式では、最優秀賞、優秀賞、敢闘賞がそれぞれ選ばれ、各受賞者には、本イベントの協力企業から提供された賞品(山形牛、尾花沢スイカ、庄内メロン)が贈呈されました。

データ活用コースで「山形の訪日外国人客数」について発表した最優秀賞の見立さんからは、「今回のイベントで初めてプログラミングをやってみて、初めはあまり気が乗らなかったが、セミナー後、自分でデータ分析をやっているうちに夢中になって夜中まで作業していた。もっとやってみたいという思いが自分の中にでてきて、変化を感じた。」とコメントいただきました。

3Dデザインコースで「クラゲの風鈴」を発表した加藤さんからの、「作品を考えるうえで、元々のアイデアは自分のオリジナルのものだったが、後からネットで探してみると同じような商品が既にあった。」というコメントに対して、審査員の吉田氏からは、「アイデアの着想がネットから出てきたものか、自分の中から出てきたものか、どちらが先だったか大事なこと。自分の考えがすでにネットにあったということは、既にビジネスチャンスにつながっていると思ってよいのでは。」と評価をいただきました。

受賞式で贈呈した品は、それぞれ協力企業様からご提供いただきました。
・山形牛:株式会社シンフォディア・フィル様
・尾花沢スイカ:株式会社のうぐばこ様
・庄内メロン:株式会社フェイバーエンジニアリング様

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